いまひとつ成績の冴えないAmaruqの店主She Wolfのもとに,あるときこんなお客がやってきた。
美術部員:ちょっといいかねそこの君。
She Wolf:は,はい何でしょう。
美術部員:君,ぜんぜん試験の成績の方がよくないらしいね。
She Wolf:う・・・た,たしかに。
美術部員:しかも,得意科目が1つもないと来てる。こりゃあ重症だ。
She Wolf:ううう・・・よ,余計なお世話です。
美術部員:フッ・・・それが余計ではないのだ。
She Wolf:・・・は?
美術部員:考えてみたまえ。こんな勉強,意味があると思ってるのかね?
She Wolf:・・・え,いろいろ役に立つのでは。
美術部員:役に立つだと?! そんなことどうだっていい!
She Wolf:ええ?
美術部員:君は英語の勉強をしていて,あのすばらしい夕日の織り成す景色に心通わせることができるか?いや,できない。むしろ有害だ。自然を見たまえ!そして心の目で見るのだ!そうすれば,心の中に1つの完成されたビジョンが浮き上がってくるはずだ!そして…
(中略。)
美術部員:…というわけだ。芸術の前にこんな勉強などいらんのだ。わかったか。
She Wolf:は,はいー。
美術部員:まあそういうわけだから,君はすぐ美術部に入りなさい。
美術部に入れるようになった。
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